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2013/03/31

GMG、処理工程に依存しないRGBワークフロー構築のためのソリューション、ColorMaster 2.0を発売


国により異なる印刷メディア、印刷工程、印刷標準に対応するグローバルベースの印刷物生産の理想的ソリューション

テュービンゲン(2013年3月31日) – ハイエンド カラーマネージメント ソフトウェア ソリューションの開発・供給会社として世界をリードするGMGは、処理工程に依存しないワークフローと非常に柔軟性に富んだ画像データ フォーマットを提供するGMG ColorMaster 2.0を発表しました。GMG ColorMaster 2.0は、事前定義された設定や最も一般的なターゲット色空間用に最適化されたプロファイルと、すべてに共通する印刷向け色領域をカバーする色空間も提供します。

GMGマーケティング事業部長であるMichael Farkas氏は、次のように述べています。「ColorMasterは、画像を時間ぎりぎりまでRGB色空間からCMYK色空間に変換しないことにより、正確な色再現を行うためのRGBワークフローを実現します。これは、多種多様な印刷メディアや印刷工程を前提にデータを作成する人々や、グローバルベースの印刷物生産のために異なる印刷標準を考慮に入れなければならない人々にとって理想的なソリューションです。また、長年、議論されてきたRGBワークフローの問題点に対する解決策であり、効果的で生産的にRGBファイルを取扱うための最も適切な方法です。

ColorMasterは、Photoshop等のソフトプルーフィング ソフトウェア用のプレビュー プロファイルとして使用される仮想色空間を使っています。ColorMaster色空間を使用して画像をプレビューすることで、写真家等のコンテンツ所有者は、照明や階調範囲の問題を早期に見つけ、画像ファイルをデータベースに保存する前に照明の再セッティングや色補正等の変更を行うことができます。ColorMaster色空間内で画像修正を行うことで、’マスター‘RGBファイルは色精度の正確性を保持しながら、どのような業界標準にも出力することができます。

ColorMasterは処理工程に依存しないため、データ保存形式も非常に柔軟性に富んでいます。ワークフローの考え方は、色変換を行うGMG ColorServer、ハード プルーフを出力するGMG ColorProof、印刷標準に基づいてプルーフ検証を行うGMG ProofControlの機能に依存しています。GMG ColorMasterは、事前定義された設定や最適化されたプロファイルを提供することにより、ColorMaster標準から国際標準への画像やページを変換するための自動化ワークフローを非常に簡単に設定することができます。ColorMasterでは高度な自動化により、プリプレス部門で最大50%の時間削減が可能です。

多くの製版会社やブランドオーナーは、未だにCMYKワークフローを使用せざるを得ないと思っています。しかし、このワークフローには数多くの問題点があります。CMYKデータベースは画像の再利用には十分に機能せず、Webと印刷に両用する場合等で画像のマルチチャンネル使用は不可能です。CMYKデータベースは、印刷標準や印刷メディアが変更された場合、画像の再修正を迅速的な方法で行う機能は提供されていません。CMYKデータベースの画像を修正した場合、印刷時に不均衡なインキ トラッピングが発生する可能性があり、早期の段階で適用されたGCRは、印刷時にグレー・バランスやインキ制御に悪影響を与えます。

ColorMasterにより、色分解やグレー・バランスの安定性、色補正を不要とする総インキ量やGCRの設定等、従来のRGBワークフローの恩恵を受けることができます。しかし、GMG ColorMasterは他のRGBワークフローとは異なり、印刷に対応したWYSIWYGを保証するため、仮想的なCMYK色空間を通して画像の色を確認することができます。画像は、‘ColorMaster.icc’プロファイルを使用してモニターでプレビューことも、GMGホットフォルダに画像を保存するだけでGMG ColorMasterのハード プルーフを出力することもできます。

Farkas氏は次のように述べています。「 私はIKEAにおいて、毎年2億を超えるカタログの印刷工程の品質に関して責任を持っていました。どこで画像が印刷され、どのような印刷メディアが使用されようとも、正確な色合わせは必須でした。残念ながら、ICC技術は機能が限定されており、静的なレンダリング・エンジンのみが提供されていました。ColorMasterの考え方は、共通の「色の見え」を実現するため、GMGとIKEAの間で個々に色分解プロファイルを調整するという発想から開発されました。この考え方により、混在する印刷メディアによる生産において多重の修正を回避することができます。この結果、製版作業が著しく低減されるだけでなく、素早い印刷前準備作業や安定した出力が可能となる画像を、世界中の出力センターに提供することができます。」

GMGの再販店からGMG ColorMaster 2.0を年間契約として購入することができ、購入後はユーザ自身で以下のデータにアクセスすることができます。
●事前構成された最新版国際標準用カラー プロファイルのセット
●事前定義されたGMG ColorMasterワークフロー
● Adobe InDesign用PDF/X-3エクスポート設定
●モニター表示用GMG ColorMaster ICCプロファイル
●GMG色見本帳

 


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